「わんこのきちんとごはん」が
取材を受けました!
■高齢犬ドッグフードのための、無添加、原材料、地元食材と製造工程へのこだわりについてテレビ局の取材を受けました。
■ドッグフード「わんこのきちんとごはん」が助けになる、健康や体重に気を使うユーザー様の感想も動画で見られます。
当店のフードは、常温で放置すると条件が悪いと数日でカビが生えます。
それは利便性から考えるとデメリットですが、無添加(合成酸化防止剤、着色料、香料不使用)の証でもあります。
生産者のご紹介
2002年にCHIEN-CHIEN(シアンシアン)という犬のトリミングの小さな店を始め、お店はにぎわっていましたが、心配がひとつありました。
私の愛犬ダックスのララが小さい頃から病弱で、何度も膵炎を起こし入退院を繰り返していることです。
当時ララとキキはペットショップに勧められたアメリカ産の大手有名ブランドフードを与えていました。
「輸入フードが良い」くらいの知識しかなく、良いと言われるオーガニックブランドや有名ブランドフードを購入しては試していましたが全く改善されませんでした。
毎晩、毎晩病気のことやドッグフードの原材料、製造方法など調べて愕然としました。
まず衝撃を受けたのは、ペットフードの生い立ちとその歴史でした。
ペットフードは100年ほど前にアメリカで誕生しました。
背景には高度成長期の中で大量に排出されるようになった生ゴミや食肉や食物残渣などの産業廃棄物の処理問題があったそうです。
テレビCMでは素敵に見え、パッケージや説明も華々しいですが、新鮮な肉を使っているようにパッケージでは表示して肉骨粉(○○ミールや○○副産物)を使う、トウモロコシやニンジンやジャガイモなどと記載しているが実は捨てる芯やへた、皮や廃棄部位、ビートパルプはてんさいを薬品に漬けて糖分を圧搾抽出した後の搾りカス、製造方法も高温、高圧で製造する製法なので著しく油脂の酸化が促進される為、エトキシキンを始め食品衛生法では禁止されるような強い合成酸化防止剤を使用していること。
言わば「ペットフードが産業廃棄物処理品」であるという事を知らずに良かれと愛犬に与えている話を書籍やインターネットで多く見かけました。
最終的には「ペットは愛玩動物で食用家畜ではない。つまり狂牛病のように人間への2次被害はない」という人間本位な考え方が根底にあるのが透けて見えてきました。
少し過激な表現をすると市販の多くのペットフードに最も近いのは化学肥料です。
実際、大手ペットフードの中には製造から3年経ってもカビすら生えないものも珍しくありません。
ペットフード業界の常識を知るにつれ「健康不調は原材料や添加物に問題があるのではないか」という風に考えるようになりました。
そんな中、最愛のララが突然、高熱を出し歩行困難になって倒れます。
病名はAIHA、自己免疫性溶解性貧血という難病でした。
この病気は人間でもありますが、環境ホルモンや合成添加物などが影響しているという説もありますが未だ原因は特定されておらず、治療方法も確立していません。
白血病に似た病気で、自分の免疫細胞が突然自分の赤血球を攻撃し破壊してしまう為、酸素が運べなくなり重度の酸素欠乏症になります。
その結果酸素を多く必要とする重要臓器が壊死を起こし最終的には死に至る病気です。
また慢性と急性があり、急性の場合1年後の生存確率は50%、回復しても再発した場合は残念ながら生存確率はほとんど0%に近いと説明を受けました。
「まずこの3日で回復しなければ難しい」と宣告され集中治療が始まりました。
幸い、投薬が効いたのか症状は回復し無事に我が家に帰ってくることができました。
この頃世間ではBSE(狂牛病)が問題となり、その原因が牛の餌に混ぜていた肉骨粉にあることが分かってきました。
肉骨粉の取り扱いについて世界的に問題になりましたが、それでも大手ペットフードメーカーから肉骨粉の使用を止めるという声は一切でませんでした。
不信感は更に高まりました。
そんな時、あるジャーナリストが書いた「ペットフードで健康になる」と言う本に出会います。
その中に紹介されていたペットフード会社に電話をしていろんな質問をしました。
誠実に対応して頂いた上で「長野さん、是非うちの工場へ来てください。見たほうが早いです。」
と声をかけてくれた方が、私が師のように尊敬する無添加ペットフード会社の社長です。
工場に見学に行くと、当時3人で切り盛りしている小さな工場でしたが、ちゃんと肉骨粉ではなく大量の新鮮な生肉を使い、手間で効率の悪い造り方でも「アレルギーなどの不調は添加物や酸化防止剤に原因がある。だから犬の体に悪いものは使わない」と信念を持ってやっていることがよく分かりました。考え方に共感し意気投合した私は「求めていたフードはこれだ」と確信しました。
早速、我が家のララとキキに与えてみましたが、今まで見たことの無いような食べ方で喜んで食べてくれました。
病弱だったララも見違えるように元気になりました。毛艶も綺麗で力が漲っているように見えました。
「ペットフード市場は大手の独占で私達のようなフードメーカーはほとんどいません。
粗悪な原材料でも売れればいいと見て見ぬ振りをして販売を続けることもできる。でも私は現状を知ってしまったら知らないふりはできない。長野さんも同じでしょ。長野さん、是非一緒に本当にペットの健康を第一に考えた無添加ペットフードを全国の愛犬家へ届けましょう!」
これが10年前の国産無添加ペットフードメーカーとして踏み出す第一歩でした。
大切な家族であるペットの健康は私達に安らぎと笑顔、そして幸せを与えてくれます。
ペットの健康を第一に考えることは人の幸せを考えることだと私は確信しています。
私は一頭でも多くのペットを健康に、一人でも多くの人に笑顔と幸せを届ける人になりたい。
そんな思いを胸に今日も頑張っています。
残念ながら愛犬のダックスのララは恐れていたAIHAを再発、懸命の治療も空しく発症から3日後に永眠しました。
無添加とは文字通り「何も足さない」ことであり、添加物の影響を排除しもともと持っている本来の健康を取り戻すことを目的としているもので、万能薬ではありません。
自分のしていることに無力感を感じましたが、全国の愛犬家の皆様からの「アレルギーがよくなった。」「元気になった。」というお声が私の支えになりました。
相棒のキキも生まれつき持っていた心臓疾患(弁膜症)が、肥満による心臓肥大も重なり悪化、この年初めて心臓発作を起こし一時肺水腫を起こし一時危篤状態になりました。
私が悪いのです。食欲旺盛だったキキについついオヤツなどを多めにあげて太らせてしまっていたのが原因です。
なんとか持ちこたえて退院してきましたが、獣医師に貰った療法食を全く食べません。しかたなく、前からずっと食べているシェフドッグを与えましたがナトリウム量などは療法食と比べても遜色なかったので不安はありませんでした。
オヤツをやめ、フードだけで少しずつダイエットしていきながら、毎月1度定期健診を受けてきました。
検査結果は毎回良好でかかりつけの獣医師も毎回驚いていました。もちろん、利尿剤などいくつかの薬も飲んでいましたが通常、キキと同じ病状で同じくらいの発作を起こしたケースでは1年以内に亡くなるケースが多いという話も聞きました。
しかしキキは現在16歳になります。15歳までは腎臓もしっかりしていたのでオールミックスやビーフを与えていましたが、最近は腎臓の数値も徐々に悪くなってきたのでフィッシュを与えています。
白内障も進行し耳も遠くなってきましたし、少し痴呆も入ってきたような感じもしますが8年近く一度の発作もなく元気に暮らしています。
ペットフード安全法ができて何か変わったか?様々な機能性ペットフードが出来、犬種ごと、ライフステージ別の細分化、おしゃれなパッケージや広告で表向きには「ペットの健康を考えた」ように見えますが正直本質的な部分(原材料などの品質)では利益優先主義のこのペットフード業界の体質は変わらないと思います。
現在でも、ペットフード業界で同様の問題は無くなっていません。
現在進行形でアメリカでは、有名ブランドのオヤツを食べて原因不明でペットが既に数百頭以上発生しています。
FDAも調査していますが、共通する原材料として中国産の鶏肉やその他の原材料があると言われていますがメラミンの検出はされておらず、農薬や原材料の肉に残留するなんらかの薬の影響か原因は特定されていません。
このように、安全性よりコストを最優先しているペットフード業界の体質は残念ながら今も昔も変わりません。
私は、自分の愛犬に安心して与えられるペットフードをこれからもお届けし、自信と責任を持って一生のお付き合いをしたいと考えています。
毎月約800世帯の愛犬家、愛猫家へ国産無添加ペットフードをお届けしていますが、もっと多くワンちゃん猫ちゃんと飼い主様の楽しい毎日をサポートしていきたいと考えておりますのでどうぞよろしくお願い致します。